asahi.com(朝日新聞社):すき家の牛丼、40〜50円値下げ 並盛り280円に - ビジネス・経済: "牛丼チェーン最大手の「すき家」を展開するゼンショーは7日、牛丼並盛りの価格をこれまでより50円安い、税込み280円に引き下げた。"
さっそく行って食べてきましたよ。
とっても美味しい。今までいわゆる「ランチ」にバカダカイお金を払わされていたのは、いったい何だったんだろうというのが素朴な実感。
ニッポンの「食い物ビジネス」はもともと利幅が大きいので、ちょっとした工夫だけでめちゃめちゃ儲かるとは「業界」の人のお話。裏返して言えば、巨大広告会社を駆使して作られた神話(ブランド)に拘ってきた今までのニッポンの消費者は、ぼられていたのである。「工夫次第で」牛丼も280円になるのだ。
働きがないのに自分だけはいい思いをしようと画策する輩が多すぎるのがニッポンの根本問題。生産性はほとんど江戸時代のまま極度に悪いにもかかわらず、これこそ「ニッポンの伝統文化だ」とか言っておいらにも人並みの収入を保証しろという身勝手な連中が多いのである。おかげでニッポンの国際競争力は、惨めなまでに低下してしまった。
すき屋では、牛丼ばかりじゃなくって、メニューに選択の幅が広いことも好感が持てるね。「高くとも買います○○品」とかいうこだわりの人は無駄遣いすればいい。大いに結構。でも、そんなものに無駄なお金を使いたくないという人にも選択の余地が与えられてしかるべきである。ところがニッポン社会においては、あまりに選択の幅が少なかった。誰もが、お上が決めた価値基準を強制され、一律にバカ高い値段を払わされていたのである(地球環境のために国民一人あたり年間数十万円余分に払えとか言うのも同じ「お上」の理屈)。この280円牛丼は「アリの一穴」だ。
すき屋よ、ニッポンのためにもガンバレ!
3 件のコメント:
でも何よりボトルネックとなっている独占商社・農協様を何とかしない限り、表層部で外食系の企業が何やってもあまり根本的な解決にはならない気がします。安売りすると嫌がらせを受けますし。
そう、安売りして需要を喚起しようとしても、農村既得権集団からの仕入れ値はほとんど変わらないから、しわ寄せは従業員に行く。かりに原価が下がったとしても、例の「戸別補償金」が支払われるからあいつらは痛くも痒くもない。しわ寄せはみんな納税者(つまり勤労者)に行く。
ハトポッポデフレで苦しむのは、結局、都市住民(納税者)だけなのです。
280円の牛丼は、世界に誇れるものだよね。外国人は、安いと不味いという固定概念が強いから、食べようとしないだけで、食べるとスゴイことになる。世界中から、牛丼を食べにくるだろうね。笑
パリでも、日本食の安いメニューが人気らしいし、グローバル経済を救うのは、牛丼思想だったりするかも! なのに、今だにアメリカが最高らしい。日本はアメリカじゃないのに。笑
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